7月12日≪岳の幟祭≫

〜500年前から続く雨乞いの儀式〜

岳の幟(たけののぼり)とは、長野県上田市別所温泉地区に伝わる、雨乞いの儀式が祭事化した行事です。

永正元年[1504年]に大干ばつがあり、村人は村にそびえる霊岳”夫神岳”に雨乞い祈願をしたところ恵みの雨が降ったとのことです。
それ以来、夫神岳山頂に祠を立て、九頭竜権現をお祀りし反物を奉納、感謝と祈願をしたのが始まりといわれております。

7月12日早朝
空はまだしらやむ時刻に長い青竹と反物を抱え夫岳に登り出します。
山頂の九頭竜神の祠に反物を供え、神職が祈祷をし、
竹竿に反物をくくりつけた幟を持って、山を降りて行きます。
岳の幟4.jpg
高く結びつけられた反物が色鮮やかに行列をなし、
別所温泉内を練り歩きます。
また、温泉街では笛や太鼓に合わせて三頭獅子舞や
子どもたちのささら踊りが披露されます。
岳の幟3.jpg
もちろん、行列は私ども花屋の前の通りにもやってきまして、
近くで見ることができます♪
だいたい11時頃、幟を高く掲げた氏子たちが威勢よくやってまいります!


国の選択無形民俗文化財に指定された別所温泉地区の奇祭です。
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