盛大に、かつ厳かに執り行われました。

別所温泉の年に一度の奇祭が盛大、かつ厳かに執り行われました。

7月12日(土)祇園祭
日が沈み、辺りも夜の空気に移りつつある頃に一回目の御神輿の一行が、二回目の御神輿の一行は、日もとっぷり暮れ玄関の提灯が橙色にひっそりと燈している頃にやってまいりました。

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遠くから聞こえるお囃子の音がだんだん大きくなり、近づいてきたのがわかると、
それを合図にしたかのように、威勢のいい男たちが当館の玄関先に御神輿を担いで、掛け声とともにやってまいりました。
そして、その御神輿は“わっしょい わっしょい”の掛け声とともに、花屋の玄関に入ってくるのです。その勢いは男たちの心意気と伝統が熱気になって空気を伝わり、見るものを魅了し圧倒します。

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また、御神輿の合間には毎年オペラの歌声も披露され、一段と神様をお祭りする神聖で厳かな夜になっていくのを感じました。

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7月13日(日)岳の幟
上田市塩田平は、昔から水不足にたいへん悩まされていた土地で、岳の幟行事も、雨乞いの祭りのひとつです。

 夜明け前、幟行列の担い手が別所温泉を出発し、数十本の色とりどりの反物と竹竿でできた長さ約6メートルもの幟(のぼり)をかつぎ、標高1250メートルの夫婦岳に登りました。
6時頃、九頭竜神の祠に岳の幟の布と御神酒を供え、祝詞をあげ、地域の安全と五穀豊穣を祈願してお祓いをし、山頂から別所神社まで温泉街を練り歩きます。

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途中、笛や太鼓の軽快なリズムに合わせて、竹の枠に牡丹の造花をつけた花笠を被った小学生女子たちが竹を打ち鳴らす「ささら踊り」や、若手の獅子の舞いも行われます。
最後に別所神社の神前で舞を奉納して終了しました。

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おかげさまを持ちまして、お祭りを見ながらお夕食が召しあがれる≪岳の幟プラン≫も初めてのプランでしたがご好評いただきまして、誠にありがとうございました。

また、多くの方にこのお祭りを楽しんでいただきたいと思います。その際は是非…
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