それぞれのお花・植物について詳しく知りたい方は花図鑑をご覧くださいネ!

クリスマスローズ・ミステリー

2000.11.26(土)

さて、今年のクリスマスリースのレッスンも無事に終わりました。
私にとってはこれがクリスマスモードに本格スイッチONのタイミング。
残り物の資材でリースを作り(←自分のは適当だったりする)玄関に掛け、
CD・Boxの奥のマライア・キャリーや山下達郎(定番ね)をいそいそと取り出す。
小さくわくわくして、なんてことはないちっちゃなクリスマス準備に取りかかる。
そうしたところで街に出ると、たいてい街全体がすっかりクリスマスモード一色になっているのです。

日が暮れるのがぐんと早くなって、ぴんと張り詰めた冷たい空気の中で
イルミネーションがキラキラ輝くのを見ると、
毎年のことながら、どうしてあんなに心がざわめくのでしょうね?

そんな気分で、今回エッセイに選んだ花は【クリスマスローズ】
この花を知っている人、好きな人はけっこう通(ツウ)ですね。
花の仕事に就いている人の中にもファンは多い花。(私も好き)
この地味な花のどこがクリスマス?どこがローズ?
初めて知った人はこう思うかな?この花には逸話があるんです。

イエス・キリストが誕生したとき、羊飼いたちはお祝いを持って駆けつけました。
ある貧しい娘は花を捧げようと思いましたが、雪ばかりの草原には花など咲いていません。
途方に暮れていたところ、天使が舞い降り、雪の下から可愛い花を探してくれました。
それがこの花、クリスマスローズ。

・・・素敵なお話。
クリスマスの頃、冬咲き種がバラのように美しく咲くので、その名がついたそう。
(今出回っているバラは八重で花びらいっぱいというイメージですが、原種は一重なのです)
レンテンローズとも言います。バラ科ではなくて、キンポウゲ科。
和名は「雪起こし」。
冬枯れの大地に雪を持ち上げて咲くというこの名前も、
和名だけどキリストの逸話にどことなく関連してますね。

さてところが、この花クリスマスの頃にあまり見かけません。ナゾでしょ?
なぜなら、現在出回っているクリスマスローズのほとんどは、春咲き種。
名前がクリスマスローズなのに2月頃に花が咲き、切り花でも鉢物でも春先に出回ります。
だからクリスマスに手に入れて贈るのは難しい。

好きな人が受験生で「この花が咲く頃に迎えに来るからね」なんて言って贈ったという話を聴きました。
なかなか素敵な花エピ。。。(ちょっとひねってあって、意味が分かるかが心配だケド)

もしも、このクリスマスローズの冬咲き種が春咲き種をしのいで繁殖していたら、
クリスマスには欠かせない鉢物、ポインセチアの強力なライバルとなってたことでしょうね。

いろ
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