![]() |
||
|
|
|
|
|
|
||
2004.2.10(火) |
||
|
実家の庭で一番好きな場所、好きな花・・・ それは、植物好き、中でも蘭好きの父が高じて作った蘭用の小さな温室でもなく、 幼い頃その花の中に眠る雨蛙を発見して感動したシャクナゲでもなく、 庭の真ん中の池にしだれるように花房を付ける藤でもない。 庭から表通りに通じる細い通路の片隅。 陽の当たらない壁際に群生しているスミレのスペース。 実は小学生の頃、遠足で河原の土手にぽつんと咲いてたのを連れて帰ってきてしまったもの。 (あれ?いけないことかな?子供だからご容赦を・・) 親が植えてくれて今では株も増え、 信州の遅い春には文字通りスミレ色の小さなカーペットが風にそよぐ。 現在、新鋭クラシックアーティストの番組で ステージに添える花の制作という企画の仕事が進行中です。 幼少の頃から思春期までヴァイオリンとピアノを習っていた私にとって 小さな頃、音楽はお花以上に身近な存在、 今とは比べものにならないくらい、世界の大部分だった気がします。 それ以外にもここ最近、花の仕事を通じて 過去の自分と心がリンクする感覚を感じて不思議な気持ちになります。 自分の生きてきた中の点と点が線でつながっていくような感じ。 そういう自分のルーツみたいなもの、 自分が年代ごとに夢中になったこと、大好きだったもの、大切にしていたこと。 それに触れて魂が共鳴するようなとき、 フラッシュバックするのがそのスミレなのです。 花で表現するという仕事は紛れもなく今の私の核で、これからもそうでしょう。 (ああ、そうかぁ。だから花にたどり着いたのかぁ。)と今更ながら私が思うたび、 スミレたちは(知ってたわよねぇ。)ってくすくす笑い合ってる、そんな気がします。 |
| いろ | |
|
|
|
|
|
|