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2000.10.4(水) |
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青春と呼ばれる時期を過ごした人との別れの予感がしてた頃、部屋に花を飾ることを習慣としてた。 まだ私が花の世界に入る前のこと。 きまぐれにいろんな花を買って、金魚鉢のような大きな花器にばさっと適当に生けて楽しんでた。 別れが決定した日、「静かに」ではなかったけれど話し合いは終結。 ふと花に目をやった彼が「どうしたの?」と訊ねるので、 「あのオープンしたての花屋さんで買ったんだよ」と答えると、(あぁ)という顔をして、 「来るとき買ってこようと思ったんだけど、それもわざとらしいと思って・・」と言う。 (どこの世界に別れに花を調達する人がいるのよ〜?!)と思うと同時に (あぁ、でもそんなところが好きだったなぁ)と思ったらのどが詰まって何も言えなかった。 その日、飾ってた花の名前が【ダイアモンドリリー】だと知るのはだいぶ先の話。 その名前の由来が花びらが陽に透けてきらめくからだということも。 たまたま花の道に入っていったばっかりに、いろんな想い出をさしおいて、 別れの日のその言葉だけは薄れずに、何度も泣かされたり微笑まされたりした。 今でもいつか逢うことがあったら、 「そんなこと言ったよねぇ?」と笑い話にしてやろうと思うけれど、もうずっとずっと遠い。 理由も訊けないまま何年も経って、彼は言ったことさえ忘れているだろうに、 きらめく花びらを見ると胸がチクリとする。 |
| いろ | |
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